【沖縄短編映画祭上映スケジュール決定】


7/27(土)、7/28(日)、8/3(土)、8/4(日)、8/10(土)、8/11(日)、8/12(月)、8/17(土)、8/18(日)、8/24(土)、8/25(日)、8/31(土)
19時から1日3本、沖縄をテーマにした短編映画を上映いたします。
テルマー湯の入館料のみで鑑賞いただけます。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

【やぎの散歩】(2008年)監督 仲村 颯悟
息子の結婚式の為に大事に育てていたヤギが逃げ出し大騒ぎ。そしてヤギは一人の少年と出会う。昔ながらの沖縄の風景が広がる山原のとある集落。息子の結婚式のお祝いのために、オジィが大事に育てていたヤギが結婚式当日、オジィの目を盗んで逃げ出し、集落は大騒ぎに…。逃げ惑いながらも、目に映る沖縄の情景はヤギ自身にとっても美しい光景だった。そしてヤギは一人の少年と出会い、自身の運命を知ることとなる。
※当時13歳だった仲村颯悟少年が書いた脚本が沖縄観光ドラマコンペティションで選ばれ、さらに自分自身でメガホンを取り最年少で監督デビューまで果たした作品。

【ウムイヌ花】(2010年)監督 玉城 博利
沖縄県南部の村落。そこに住むユタ(※)のアカネは母と息子の3人で暮らしていた。
ある日、7歳の息子が蒸発してしまう。息子を失ったことを受け入れられないアカネの前に、行方不明になった息子を捜してほしいという女性が訪ねてきた。自分だけの世界を出て現実と向き合うことになる。南城市佐敷を舞台に息子を失った母親の「母性」をテーマに描く。
※ユタとは、神がかりなどの状態で神霊や死霊など超自然的存在と直接に接触・交流し、この過程で霊的能力を得て託宣、病気治療などをおこなう呪術・宗教的職能者。(沖縄大百科事典より)

【ニービチの条件】(2011年)監督 岸本 司
数年前に家出した息子が、東京で出会った女性と結婚報告のために島へ帰ってきた。息子と母との間で繰り広げられるバトルと、沖縄の嫁になるために、「ウークイ」を手伝う試練が課せられた息子とその彼女。沖縄の結婚模様をコメディータッチで描く。※「ウークイ」・・・旧盆の最終日に先祖の霊を送り返す儀式。

【愛と藍】(2012年)監督 福本 ジュディ 幸子
台湾の女優「藍美玲」は沖縄の高級リゾートホテルで溜まっていた仕事のストレスを癒すつもりが、予約をしたのがホテルと似たような名前の民宿「KAFUU」であることが分かり呆然自失となる。民宿は無口な従業員「愛」とお調子者の悟、そしてぶっきらぼうな宿のおばあオーナー3人だけ。
藍のバカンス気分は粉々に崩れていく…。

【うんじゅぬ花道】(2013年)監督 砂川 敦志 / 山城 知佳子
博物館職員である神谷武史は、働きながら琉球伝統芸能『組踊』の実演家として日々、舞台と稽古場、仕事場を行き来し、芸の道を邁進してい た。息子の武之心は父親が稽古や舞台出演でほとんど家におらず、寂しい日々を過ごしていたが、次第に自分も『組踊』の実演家を目指す事で忙しい父と一緒にいることができると考えるようになった。そんな時、劇場に棲む伝統芸能の化身「マルムン」と出会う。マルムンを通して伝統芸能の先人たちの「声」を受け取った武之心は、勇気を出して「組踊がやりたい」と父に伝える。そして琉球古典芸能『組踊』の本番を目指す事になった武之心は次第に芸能の深い世界に魅せられていく。琉球芸能を保持し受け継いできた「実演家」たちの姿を組踊「花売りの縁」を通して描くストーリー。伝統芸能を保持し発展させる「若い継承者」たちの現在の切磋琢磨する生き様を描く。主演をはじめ本編に登場する役者は実際の芸能保持実演者に出演してもらい、組踊が生まれる創作工程や細やかな芝居の所作を物語を通じて伝えていく。

【僕と明日香の島歩き】(2013年)監督 田渕 研路
東京から日本の南の島、沖縄の離島・阿嘉島を訪れた新人女優の明日香。民宿の息子で中学生の丈は、TVでしか見たことがない明日香が目の前にいることに動揺しながらも、島を案内することに。島巡りの途中で天然記念物のケラマジカの姿を見かけた明日香。丈の父親からケラマジカの由来を聞いていた彼女の脳裏に仕事仲間の激しい声がよみがえり落ち込む。丈と島の生活を通して、次第に明日香の心に変化が起きる。

【ルマ -RUMAH-】(2015年)監督 ヨセプ・アンギ・ノエン
情報センターのオペレーターとして働くあゆみは、勤務歴10年の34歳。必要な情報をインターネットで検索できるようになったいま、問い合わせは激減し、電話は鳴らず、彼女は虚しさと孤独感に悩まされていた。あゆみが応対するのは1日に1件か2件の電話のみで、それは決まって電話を情報源として利用する老人からの問い合わせだった。ある日、数人の同僚と共に部長に呼び出されたあゆみは、突然解雇を告げられる。導かれるように実家へ帰省するあゆみ。そこには長年連絡をとっていなかった父が待っていた。RUMAHとは、インドネシア語で「家」という意味。

【こころ、おどる】(2015年)監督 岸本 司
座間味村の民宿に外国人夫妻がやってきた。夫のクリストフはスイス人でカメラマン、妻のメグは日系アメリカ人。ふたりの会話は英語、日本語はまったくわからない。民宿のオーナー花城ハナとそこで働く孫の花城雄飛は日本語しか話さない。コトバを理解しなくても次第にハナと仲良くなるメグに対し、宿にも島の環境にも馴染めず不機嫌なクリストフ。固く閉ざした彼の心は海の中で、ある事に気づかされる…。

【わたしの宝もの】(2015年)監督 宮平 貴子
「あなたたちに、いいこと教えてあげる」。ある日、仲良しのミイとハナは、影の薄い転校生の佐藤さんからウサギ型の手紙をもらう。そこには、町の中に隠した「宝もの」への道順が記されていた。「なぞなぞ」を解きながら、大人の世界と子どもの世界、新旧の混ざり合う那覇の町を探検するミイとハナ。佐藤さんのウソとホントに惑わされながら、ふたりは宝ものを発見できるのか?

【born, bone, 墓音】(2016年)監督 照屋 年之(ゴリ)
新婚の等は、嫁・優子を紹介するため、故郷の粟国島に帰ってきた。しかし、本当の帰郷理由を告げた途端、優子は大激怒。「東京へ帰る!」とわめきちらす。その理由とは、島で受け継がれてきた風習「洗骨」だったのだ……。言葉を失った母、頑固者の兄、心を閉ざした連れ子の娘……そして父親の骨。バラバラだった家族が、骨を洗う儀式を通し、本当の自分と出会うハートフルコメディー。粟国島に今なお残る「洗骨」というシリアスなテーマが、ゴリ監督の真骨頂である「笑えて泣ける」コメディーとして、 心にしみる作品に。

【選ばれた男】(2017年)監督 照屋 年之(ゴリ)
台湾から石垣島行きのクルーズ船上で、台湾人の青年(陳彥達)が、一枚の手紙を見つめ、自問自答をしていた。「自分は選ばれた人間なのか?」「日本三選星名所」である沖縄県石垣島を舞台にして、海岸で拾ったボトルの中に入っていた一枚の手紙をきっかけに、自分に自信を持ったことが一度もない青年の運命が動き出すハートフルコメディー。

【やちむん】(2018年)監督 高山 創一
緑深い山奥で作陶に命を捧げた孤高の陶芸家・國吉清尚(村上淳)。美しい自然を、そのありのままの姿をヤチムン(焼物)に反映させるため、自らの命を削る程に作陶し続けるが・・。
沖縄に実存した陶芸家の最期の一日を全編セリフなし、詩のモノローグで綴る。

【Nagisa】(2019年)監督 照屋 年之(ゴリ)
都会での生活に疲れ、沖縄県恩納村の海岸にたどり着いた一人の女性・ 恵。そこで出会った天真爛漫で、誰とでもすぐに友達になれる明るい女の子・渚。「死にたい」と「生きたい」の相反する気持ちをテーマに、青い海と豊かな自然、どこか懐かしい街並みといったロケーションの沖縄県恩納村を舞台に繰り広げられるファンタジー映画。

【演じる女】(2020年)監督 照屋 年之(ゴリ)
病で余命いくばくもない年老いたアキラには、若くて美しい妻・好子がいる。好子はアキラが病で歩くことも出来ないこともお構いなしに、外に連れ出しては二人の時間を楽しもうとする。日に日に衰弱していくアキラ。それを見て嬉々として楽しむ好子。果たして彼女の思惑とは?

【闘牛女子。】(2021年)監督 真栄平 仁(ひーぷー)
牛と牛がぶつかり合う、闘牛の盛んな沖縄本島中部うるま市。「牛からやー」として、親の代から牛たちと暮らしてきた主人公・友美は、牛に魅了され、闘牛の町をアヒールするために奮闘中。しかし、住み込みで削蹄師を目指すヨシキは、牛との関係に疑問を持つように。写真集「闘牛女子。」を出版した写真家・久高幸枝さんの実話をベースに、闘牛のアピールに奮闘する主人公と削蹄師を目指す青年の心の成長を 描く。

【こんな、菊灯りの夜に】(2021年)監督 松田 正(初恋クロマニヨン)
読谷村にある電照菊畑を舞台に、農業に従事する青年テッペイと、地元に帰ってきた幼なじみのサツキとの話を中心に描く人情コメディ。監督プロフィール: 1984年沖縄生まれ。沖縄の漫才とコントナンバーワンを決める「お笑いバイアスロン2019」では念願の優勝を果した。読谷村の出身で、実家が菊農家を営んでいた。

【バーミィトーリ】(2022年)監督 宮城 夏鈴
世界中で西表島にしかいないイリオモテヤマネコ。その交通事故が減らないことに、島の若者は危機感を抱いていた。そんなある日、島でまた野生生物の交通事故が起きてしまう。翌日、若者の元に不思議な娘が現れた。言葉をしゃべらないが、島の古譜を口ずさみ、手仕事をする美しい娘。娘が持ってきた紙は希少なものだとわかり、一攫千金を夢にみる別の若者たちはよからぬ計画を企てる。 果たして娘は何者なのか?彼女の目的は人間への恩返しなのか? 仕返しなのか?
人間はヤマネコと共に、島で生きていくことができるのか?

【陽いづる】(2023年)監督 松井 涼
コーヒー農園で働くモカは生まれた時から耳が聞こえない。 そんなモカを村の人たちは穏やかにモカの日常を支えていく。淡水と海水の混ざり合う場所に根を張り生息し、雄雌が無く胎生を持ち発芽成長していくマングローブ。 変化を求められる今の世の中において、その場所に居て変わらない事も素晴らしい事ではないかという事を、東村の自然や人々、一人のろう者 (耳の聞こえない)女性の日常を通して描いていく 。主演は新人の玉城実夏を起用し 、手話コメディ「劇団アラマンダ」座長の大屋あゆみや劇団員が熱演 。

【あいをたてる】(2024年)監督 平 一紘
本部町で代々伝わる藍染め工房で働くチカは婚活アプリで資産家のユウトと知り合う。
ユウトはチカに気に入られる為に藍染め工房に弟子入りするが、ユウトには秘密があった…。

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